6月22日、当協会は沖縄全戦没者追悼式前夜祭を沖縄平和祈念堂で開催しました。この行事は、沖縄慰霊の日と沖縄県が主催する沖縄全戦没者追悼式をより意義あらしめるため、沖縄県、(財)沖縄県遺族連合会、(財)沖縄県戦没者慰霊奉賛会の共催を得て毎年開催しています。
前夜祭当日は、第47回沖縄県平和祈願慰霊大行進に参加した各都道府県の遺族、関係機関の代表、一般参列者など約400人が参列しました。
第一部式典は、開式につづき(財)沖縄県遺族連合会の赤嶺進理事と島袋ミヨ子女性部副部長が、平和祈念像の正面に灯された平和の礎からの分火“平和の火”を採火し、堂宇前庭に設けられた聖火台へ「鎮魂の火」として灯しました。同時に、各都道府県遺族代表7人が打ち鳴らす平和の鐘を合図に、参列者全員で黙祷を捧げました。
つづいて、清成忠男当協会会長が「鎮魂のことば」を述べ、沖縄県知事(代理・伊波輝美
福祉保健部長)、仲里利信沖縄県議会議長、内閣府沖縄総合事務局長(代理・影山洋一次長)をはじめ各界の代表が献花し、慰霊電報を読み上げて式典を終えました。
第二部は、琉球古典音楽湛水流保存会、琉球古典音楽安冨祖流絃声協会、琉球古典音楽安冨祖流絃聲会、野村流音楽協会、野村流古典音楽保存会、野村流伝統音楽協会の三流六派と、琉球箏曲興陽会、琉球箏曲保存会の代表が琉球古典音楽の合同献奏ではじまりました。この合同献奏では、天皇陛下が皇太子殿下時代に初めて沖縄本島南部戦跡をご訪問された際、全滅家族の屋敷跡などに心を痛められてお詠みになられた“お歌(琉歌)”を「瓦屋節」、外間守善氏の琉歌を「金武節」、琉球古典音楽三流六派代表の方がたの合作による琉歌を「辺野喜節」にのせて奉納しました。
つぎに、琉球古典音楽と琉球箏曲の独唱・独奏献奏が行われ、野村流音楽協会副会長の城間辰彦さんが「仲間節」を、琉球古典音楽安冨祖流絃聲会会長の西江喜春さんが「子持節」を、琉球箏曲保存会会計の當山早苗さんが「佐武也菅攪」を、琉球箏曲興陽会副会長の山田和子さんが「船頭節」をそれぞれ奉納しました。
第二部の最後は、琉球舞踊界の第一線で活躍する宮城流二代目家元宮城能造さんが古典女踊り「本嘉久」、島袋流千尋会会主島袋光尋さんと同じく会主の島袋君子さんのお二人で古典二才踊り「高平良万歳」を奉納しました。
沖縄が誇る伝統芸能の粋を結集した古典音楽の献奏と舞踊の奉納は、遺族をはじめ参列者に深い感動を与え、盛大な拍手が送られました。